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『平圧規定課題』の解説 【製作上のご注意】

2018.02.09

今回の『平圧規定課題』は従来と違ってエンボス・デボスがテーマになっております。 
エンボス・デボスの加工に不慣れな方もいらっしゃると思いますので、配布する「仕上がりイメージ見本」(3月中旬以降に各協組へ「仕上がりイメージ見本」として配布しますので平圧規定課題に応募される場合は各協組へご請求して下さい。)の製作手順を公開させて頂きました。
この内容を参考にして、優秀な作品が多数集まることを期待しております。

@ 1回目でホイル紙(一般的な金艶ホイル紙)に墨と金赤で印刷しました。
(必ず、印刷も平圧機で行って下さい。) この見本の場合は樹脂凸版で、墨を先に刷り、金赤ベタを乗せて印刷しています。 印刷のポイントは、墨の網点にマージナルが出ないように、なるべく濃度を出して刷ること。
(見本はインキ濃度が不足しています。)赤ベタにムラが出ずカスレも無いこと。(見本はベタが綺麗に見えますが、右下にわずかなカスレが有ります。)

A 2回目でエンボス・デボス加工を同時に行います。 デボス加工用の版はカラーのデーターから格子模様を抽出して亜鉛凸版を作りました。 その際、データー上のグレーの濃度は変更しないでください。 線数と網の角度は各自で工夫してください。 見本の場合、デボスの受けには樹脂版のベタ版を使って押し込んでいます。 雄型紙をそのまま受けに使う場合もありますし、雄型紙にエンビ等の柔らかいものを貼って受ける場合もあります。 
どれが良いかお試しください。

エンボス用の版もカラーのデーターからロゴ部分を抽出して作成しました。
この見本の場合は亜鉛凸版(箔押し用1.3o厚)を使用しています。 
エンボスの受けには樹脂版の逆版(白抜き部分が凸)を上の亜鉛凸版にちょうどはまり込む様にセットして行っています。 その際、樹脂版はちょっと細らせて作るのがポイントです。 又、逆版を使わずに下の受けを雄型紙にベタノールやキムロンを貼って使ったり、樹脂版のベタ版を敷いて圧をかけて押し込んだりする場合もあります。 色々お試しください。

各社、方法は千差万別だと思いますが、普段やっておられる方法で挑戦したほうが、良い結果が出るのではないかと思います。 技術委員会は皆様の作品を公正に採点して結果を出したいと考えています。 



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