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印刷について

『菊のご紋章』印刷が我が国の初のシール印刷

 シールは、古代エジプト文明社会では、美しい色をした粘土でつくられ、それを紙の原形と言われるパピルスで作られたリボン状のものにつけて、各種の文書、証明書などに署名の代用として使用されたと伝えられています。国家の印鑑ともいうべき国璽や、皇帝の印鑑である御璽についても英語では、“GREAT SEAL”“PRIVY SEAL” と呼ばれ、権威の象徴とされました。
 このように、シールはその誕生から文書における真実性を確立し、押印するものの権威を象徴する重要な意味をもっています。
 日本が明治維新を迎え、急速に近代化を進めていたとき、外国では、産業革命により大国に成長したイギリスを中心に世界が大きくかわり始めていました。技術革新が競われ、その集大成を世に問う万国博覧会が賑やかに開催され、各国の特色ある製品や機械、あるいは技術などが紹介展示されました。
 1867年に日本が初参加したパリ万博は有名ですが、その後も日本の積極的な参加がありました。1876年のフィラデルフィア万博は、最新のタイプライターや紡績機など欧米の工業製品が展示される中、日本館には伝統工芸品である陶器の数々が並び、大好評を博しました。その時、これら展示品の数々をサポートしたのは、外国で刷られたシール・ラベルだったのです。
 日本で最初にシール印刷が行われたのは1912年、イギリス国王ジョージ五世の戴冠式が行われた時、贈り物を封鍼するための菊のご紋章のシールを宮内庁から依頼されたのがその起源です。先進諸国から遅れることおよそ半世紀が経過していました。

シール印刷機の特長

 シール・ラベル製品を製造するシール印刷機は、印刷→浮き出し→打ち抜き→ラミネート加工などを同時、あるいは連続的に行うため、一般の印刷機と構造が大きく異なっています。
 浮き出しとは、印刷面をレリーフ状にするもので、打ち抜きとは、仕上がりの状態に印刷面を用紙から切り抜くこと、そしてラミネートは、印刷面に透明の薄層をかけて表面を保護したり美粧加工を施したりするものです。さらにシール印刷機には、打ち抜かれた後の不用部分を取り除くための機構もついています。
 シール・ラベル製品はこうした一連の作業工程を経て、自動的に処理されていきます。
 その印刷方法としては、凸版印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷などがあります。
 また、昨今はデジタル化の進展に伴い、オンデマンド印刷やインキジェット方式等によるシール・ラベル制作が普及し始めています。シール・ラベル印刷の特徴である打ち抜き、ラミネート加工のインライン化も進んでいます。

シール、ラベル、ステッカー、一体どう違うの?

 シール・ラベルは、印刷、型抜き、浮き出し加工などが同時に行われる工程を持っているため、特殊印刷の一つとして位置づけられています。
 それではシールとラベルはどう違うのでしょう。
 シール(SEAL/英語)には、印、印章、封印、封箋紙の意味があります。文書や証明書の真実性を示すため、署名の代用として使うリボン状のものに、ロウなどで刻印して貼り付けたものを指していました。外交文書などではまだ使われることもあります。
 このことから派生して、パッケージや包装の確実性を示す封箋紙として糊の着いた小紙片のこともシールと呼ぶようになり、今では、剥がして他に貼れるものを総称して一般的にシールと呼ぶようになっています。
 一方、ラベル(LABEL/英)は、マークとして商品などに貼リつける札、貼札のことを指し、レッテル(LETTER/蘭)と同じ意味を持っています。シールと同じように裏に糊のついたものが主流ですが、糊は貼るときにつける糊なしラベルもあります。
 また、糊のついた小紙片で商品のマーク以外の貼札として使われるものをステッカー(STICKER/英)と呼ぶこともあります。 シール、ラベル、ステッカーのいずれも今では厳密な区別が難しくなっています。

 
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